写真の研究者

いろいろなブロガーさんのアンテナをながめていたら、id:morohiro_sさんやid:photographologyさんなど、写真論を専門にしている方たちのブログを発見した。ながめているだけでもけっこう勉強になる。機会があったら写真史の分野で日本の写真家の戦争責任はどう扱われているのかぜひとも教えていただきたいところだが、恥ずかしいので(?)いまはやめておこう。

自分の論文には「写真(史)論であって、社会学じゃないよね、それは」というツッコミをもらったことがあり、しかも私自身、自分のやっていることを歴史社会学なんていうかなりあいまいな分野ととらえているので、写真(史)論と歴史社会学の差異についてしょっちゅう悩む。写真(史)を社会学(のようなもの)の知見から解釈・記述しなおすということは、写真の機能分析に落ち着かざるをえなくなる、というのをさしあたりの結論にしているけど、でも論文の対象は「写真家」なんだよなあ。「人」に焦点をあてると、「個人-役割」みたいな枠組みからみていくことになると思うのだけど、考えているだけだとまとまらなくなる。とにかく、いまは史料をきちんと整理して、ストーリーにしつづけていこうと思う。