ぶっく・ふぇすてぃばる

昨日は、神保町のブック・フェスティバルだった。この祭りの特徴は、出版社(版元)が、自社の汚損本(や在庫の多い本やなんや)を値引きして売る点にある。再販制のため、新刊書店では値引きされないので*1、本を値引きすることの快感、値段を交渉するおもしろさを唯一感じられる日だ。新刊書店の店員さんはおもしろくない部分が多々あるのだろうが、読者還元の一環ということで大目に見てもらっている(と思う)。

私は売り子をやっていたのだが、観察していたところによると

  • 朝方は、古書店関係(と見受けられる)人が多い
  • 昼前に、売上の一度目のピークがくる
  • 昼過ぎは、パタリと売上が止まる
  • 夕方から終了までは、各版元がさらに値引きしはじめるので「変な活気と殺気」が入り交じる空間ができる

の4点がおおまかに確認できた。

かくいう私も、お客として各版元のブースをうろうろして、『マス・メディア法政策史研究』を発見し購入。あと、ゆまに書房ブースで1930年代の写真家の評論集も。いい買い物だった。

来年も売って、買おう。

*1:謝恩本や時限再販商品などは別